かいてぃーの格闘技ブログ

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イリー・プロハースカは元RIZIN王者で強い?RIZINで負けは1度だけで現在はUFCランキング6位?昔は生粋の悪だったが日本愛が凄い?経歴や戦績をまとめてみた!

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みなさんこんばんは!かいてぃーです!

 

今回の記事では元RIZINライトヘビー級王者で、現在は世界最高峰UFCへで活躍中の

イリー・プロハースカ選手

について記事を書いていこうと思います!

 

イリー・プロハースカ選手の経歴や戦績、意外な過去などについてまとめてみましょう。

 

 

イリー・プロハースカのプロフィール

本名:イリー・プロハースカ

通称:チェコの怪鳥

国籍:チェコ

生年月日:1992年10月14日(27歳)

身長:193cm

体重:93kg

階級:ヘビー級→ライトヘビー級

バックボーン:ムエタイ・レスリング

獲得タイトル:GCFライトヘビー級王者

       RIZINライトヘビー級王者

 RIZINで見せた貫禄からもう少し年上な印象のあるイリーですが、実はまだまだ27歳と意外にも若いですね。

 

また、打撃で仕留める印象のあるイリーですが、意外にもレスリングのバックボーンがあるようです。

 

イリーの戦績が凄い!RIZINの最多連勝など様々な記録を保持??

RIZINライトヘビー級でKOを量産し、相手が居ないと言われ続けたイリー。

 

現在はUFCの舞台で活躍していますが、UFC参戦までの戦績を確認してみましょう。

 

海外の団体・GCFでプロデビュー

イリーは2012年、チェコのマイナー団体であるGCFでプロデビューを果たします。

 

調べてもあまり情報がないことから、そこまで有名な団体ではなさそうですね。

 

デビュー戦ではスタニスラフ・ステラという選手に1R KO勝利を収めています。

 

GCFライトヘビー級王座獲得

プロデビュー後はGCFを中心としていくつかの団体で試合をし、プロ10戦目で遂にGCFのライトヘビー級タイトルマッチに抜擢されます。

 

ここまでの戦績は9戦7勝、全ての試合が1R決着と、当時から物凄い試合決定率であったことがわかりますね。

 

この試合ではマルチン・ショルクという選手を相手に3R TKO勝利を収めています。

 

また、この試合以降は1度の引き分けを挟み、負けなしでRIZIN参戦に漕ぎつけています。

 

RIZIN参戦~

2015年、RIZINの旗揚げ興行である

「RIZIN WORLD GP 2015 SARABAの宴」

に出場が決定すると、ヘビー級トーナメントに参戦。

 

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RIZIN ヘビー級トーナメント組み合わせ

 

1回戦

後のRIZIN王者となるイリーは唯一の日本人である石井慧と1回戦から対戦することとなります。

 

この試合では打撃耐性の低い石井を相手に的確に打撃を当て、1RでKO勝利を収めます。

 

準決勝

続く準決勝、相手は戦績4戦4勝、完全無名のワジム・ネムコフという選手。

 

試合を見る限りでは相手はレスラータイプで、イリーがグラウンドに引き込まれる展開も見られましたが、1R終盤の的確な打撃で相手が戦闘不能に。

 

1R終了時に相手選手が棄権し、イリーがTKO勝利を収めました。

 

そしてイリーはキング・モーの待つ決勝へと駒を進めます。

 

RIZINヘビー級T決勝でキング・モーに敗北

さて、2試合を勝ち上がりたどり着いたトーナメント決勝。

 

相手は当時の戦績18勝4敗のキング・モーとなります。

 

序盤からテイクダウンに苦しめられ、流血しながらパウンドを食らうイリー。

 

なんとか立ち上がり、サッカーボールキックをきっかけにスタンドで勝負に出るイリーですが、追いすぎた為カウンターの右フックをモロに被弾してダウン。

 

そのままレフェリーが割って入り、RIZINでは初のKO負けを屈するとともに、RIZINヘビー級GPの優勝を逃します。

 

最終的なトーナメント結果は以下の通り。

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RIZIN ヘビー級トーナメント 結果

 

キング・モーに敗北後、RIZINで連戦連勝

ヘビー級GP決勝でキング・モーに完全敗北したイリー。

 

4か月後の2016年4月にはRIZINに復帰し、藤田和之を相手に1RKO勝利を飾ると、その後もRIZINに継続参戦。

 

ジェイク・ヒューンなどを倒し、GP決勝での敗北後7連勝でライトヘビー級王座決定戦に臨むこととなります。

 

相手はもちろん、3年半前のGP決勝で完全敗北を喫したキング・モー。

 

RIZINライトヘビー級王座獲得

 遂に念願のタイトルマッチに漕ぎつけたイリー。

 

前回の対戦ではキング・モーのテイクダウンに苦しめられましたが、今回はタックルを切る場面が見られるなどテイクダウン対策をしっかりとしてきた印象が見られます。

 

2R終了時まではほぼ互角の試合展開となりますが、3Rになるとイリーのターンへ。

 

タックルへの警戒を続けつつも的確に打撃をヒットさせ、パンチの連打でキング・モーをマットに沈めます。

 

すかさずレフェリーが割って入り、試合終了。

 

3R KOで念願のRIZINタイトルを獲得します。

 

UFCへ移籍

元々UFCからの打診があったイリー。

 

念願であったRIZINのベルトを手にし、その後も

ファビオ・マクドナド(元UFC)【39戦25勝14敗】

CB・ダラウェイ(元UFC)【27戦17勝10敗】

など、元UFCの強豪を相手にKO勝利を重ねると、以前から言われていた相手が居ない問題に直面します。

 

そもそも重量級は日本人スターが絶滅状態であるため、日本の団体でやっていくには難しい点もありますね。

 

日本への愛の為、UFCからの誘いを蹴っていたイリーですが、関係者の勧めもあり遂にUFCへの移籍を決意します。

 

UFC1戦目 vsヴォルカン・オーズデミア

2020年7月11日、UFC251でライトヘビー級ランキング7位のヴォルカン・オーズデミアと対戦。

ヴォルカン・オーズデミア戦績:【22戦17勝5敗(12KO/1SUB)】

いきなりランキング7位の選手と対戦させて貰えるあたり、RIZIN王者は実はかなり注目されているのかもしれませんね。

 

ちなみに、ほぼ同時期にUFCに移籍したマネル・ケイプもかなり優遇されている模様。

www.kairoxxx.com

 

UFC初戦であるこの試合では相手がいきなりの強豪に加え、新型コロナウイルスの影響で慣れない無観客での開催とあって、1Rはかなりの苦戦。

 

しかし、2Rに入ると開始早々に左ハイを効かせ、最後は右フックで逆転KO勝利。

2R 0分49秒での決着となりました。

 

強豪相手に勝利で日本のファンも大喜びです!!

 

この勝利で一気UFCライトヘビー級ランキング6位に浮上したイリーですが、次戦の相手は誰になるのでしょうか.......

 

こちらについては随時更新していきたいと思います!

 

イリーの経歴を確認したところで、これまでの戦績をまとめると以下のようになります。

改めて凄い戦績ですね!

 

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ヴォルカン・オーズデミア 2R 0:49 KO(右フック) UFC 251 2020年7月11日
CB・ダラウェイ 1R 1:55 TKO(右アッパー→左フック) RIZIN.20【RIZINライトヘビー級タイトルマッチ】 2019年12月31日
ファビオ・マルドナド 1R 1:49 TKO(スタンドパンチ連打→パウンド) RIZIN.19 2019年10月12日
キング・モー 3R 3:02 TKO(右アッパー→スタンドパンチ連打) RIZIN.15【RIZINライトヘビー級王座決定戦】 2019年4月21日
ブランドン・ホールジー 1R 6:30 TKO(パウンド) RIZIN.14 2018年12月31日
ジェイク・ヒューン 1R 4:29 TKO(スタンドパンチ連打) RIZIN.13 2018年9月30日
ブルーノ・カッペローザ 1R 1:23 KO(スタンドパンチ連打→パウンド) RIZIN.11 2018年7月29日
カール・アルブレックソン 1R 9:57 TKO(スタンドパンチ連打) RIZIN GP2017 2nd 2017年12月29日
ウィリアン・ロベルト・アウベス 1R 3:41 TKO(スタンドパンチ連打) Fusion FN 16 2017年9月29日
マーク・タニオス 5分2R終了 判定3-0 RIZIN GP 2016 無差別級T 開幕戦【RIZIN無差別級T 1回戦】 2016年9月25日
藤田和之 1R 3:18 KO(右フック) RIZIN.1 2016年4月17日
× キング・モー 1R 5:09 KO(右フック) RIZIN GP 2015 IZAの舞【RIZINヘビー級T 決勝】 2015年12月31日
ワジム・ネムコフ 1R終了時 TKO(棄権) RIZIN GP2015 IZAの舞【RIZINヘビー級T 準決勝】 2015年12月31日
石井慧 1R 1:36 KO(右フック→グラウンドの膝蹴り) RIZIN GP2015 SARABAの宴【RIZINヘビー級T 1回戦】 2015年12月29日
エフゲニー・コンドラトフ 1R 4:23 KO(右フック) ProFC 59 2015年11月21日
ミハウ・フィヤルカ 1R終了時 TKO(コーナーストップ) GCF 31 2015年5月22日
ロカス・スタンブラウスカス 1R終了時 TKO(コーナーストップ) GCF Challenge 2015年3月27日
ミハイル・モハナトキン 5分3R終了 判定ドロー Fight Nights 2014年12月20日
ダルコ・ストシッチ 1R TKO(スタンドパンチ連打→パウンド) GCF Challenge 2014年11月14日
トマーシュ・ペンツ 1R 0:48 KO(飛び膝蹴り→パウンド) GCF 28【GCFライトヘビー級タイトルマッチ】 2014年6月6日
ヴィクトール・ボゴツキー 1R 2:17 リアネイキッドチョーク GCF 27 2014年3月21日
マルチン・ショルク 3R TKO(飛び膝蹴り) GCF 26【GCFライトヘビー級タイトルマッチ】 2013年12月7日
オリバー・ドーリング 1R TKO(パンチ連打) Rock the Cage 4 2013年10月12日
× アブドゥル=カリム・エディロフ 1R 1:56 リアネイキッドチョーク Fight Nights 2013年6月20日
ラドヴァン・エストシン 1R 0:26 KO(飛び膝蹴り) GCF 23: MMA Cage Fight 2 2013年5月10日
ヨセフ・ジャーク 1R TKO(パンチ連打) GCF 19: Back in the Fight 2 2013年2月15日
× ボヤン・ベリチコビッチ 1R TKO(パウンド) Supreme Fighting Championship 1: Balkan Fighter Night 2012年12月9日
ストラヒンヤ・デニッチ 1R 三角絞め Ring Fight Brno 2012年11月15日
マルチン・ヴァニシュ 1R 2:48 TKO(右フック→パウンド) GCF 17: Big Cage Ostrava 2 2012年10月20日
ウラジミール・エイス 1R 1:02 KO(膝蹴り) GCF 15: Justfight Challenger 2012年8月24日
スタニスラフ・フテラ 1R 0:53 KO(パンチ) GCF 10: Battle in the Cage 2012年4月7日

 

パット見でもKO勝利の多いイリーですが、改めて数字にしてみると以下のようになります。

  イリー・プロハースカ
試合数 31
勝利数 27
1本・KO数 26
敗北数 3
引き分け数 1
勝率 87%
試合決定率 96%

通算戦績:31戦27勝3敗1分

試合決定率:96%

RIZIN、UFCと渡り歩き、この勝率&試合決定率は凄まじいですね!

96%の試合決定率は、さすがライトヘビー級と言ったところでしょうか。

 

また、勝利内容の内訳を見ても完全に打撃特化の選手であることが伺えますね。

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イリー・プロハースカ 勝利内容の内訳

 

昔は不良だった??日本が大好き?これまでの経歴を紹介!

現在はチェコ第二の都市ブルノで一人暮らしをするイリー。

 

RIZIN CONFESSIONS #34で公開されていますが、元々はクラブや路上で喧嘩に明け暮れる不良だったそう。

 

しかし、そんなイリーは宮本武蔵と出会い人生が変わりました。

 

今では

・宮本武蔵の「五輪の書」を愛読

・「俺にとってはRIZINが全てだ」発言

をするほど日本が大好きなようです。

 

今回のまとめ

今回は元RIZINライトヘビー級王者であり、現在はUFCで活躍しているイリー・プロハースカ選手について記事を書いてみました!

 

RIZINでイリーの激闘が見れなくなってしまうのは残念ですが、UFCの舞台でもベルトを取れるように頑張ってほしいですね!

 

他にもRIZINファイターについての記事を書いていますので、是非こちらからご覧ください!

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それではまた次回の記事でお会いしましょう!

 

アデュー(^^)/