【RIZIN】トフィック・ムサエフは強い?RIZINでは負けなしでUFCからも勧誘?アゼルバイジャンでは国民的英雄?戦績や経歴をまとめてみた!
みなさんこんばんは!かいてぃーです!
今回はRIZINライト級GPを制し、日本でも一躍有名となった
トフィック・ムサエフ選手
について紹介していきたいと思います。
出身地のアゼルバイジャンは当初全く知名度のない国でしたが、ムサエフを通して日本にもどんどん認知されてきていますね。
今回の記事では、ムサエフの全戦績やこれまでの経歴、RIZINでの活躍などをまとめていきたいと思います!
ムサエフのプロフィール
本名:トフィック・ムサエフ
通称:コーカサスの死神
生年月日:1989年12月15日(30歳)
出身地:アゼルバイジャン(バクー)
身長:178cm
体重:70kg
階級:ウェルター級➡︎ライト級
所属:オリオン・ファイトクラブ
バックボーン:散打・他多数
ムサエフと言えば散打の世界王者と紹介されることが多いですが、他にも空手・テコンドー・レスリングの経験があるそうです。
ムサエフの経歴を紹介!
アゼルバイジャンで生まれ育ったムサエフは12歳の頃に空手を始め、23歳の頃にプロ総合格闘技でデビューすることとなります。
23歳でプロデビュー
2013年、23歳の頃にアゼルバイジャンの総合格闘技団体でプロデビューを果たします。
現在では打撃のイメージが強いムサエフですが、デビュー戦では意外にもヒールフックで1R勝利していますね。
アゼルバイジャン国内のマイナー団体で試合をしているにも関わらず、最初の7戦は4勝3敗と買ったら負けたりを繰り返していたムサエフ。
今の実力からは考えられない事ですが、デビュー当初から飛び抜けた実力であったわけではなさそうです。
しかし、飛び抜けた攻撃力は最初から備えていたようで、キャリア序盤からも1Rでの勝利が目立ちます。
2014年10月にはキャリア7戦目でアイグン・アフメドフと対戦し判定で敗北すると、2015年9月までの1年間、ムサエフは表舞台から姿を消します。
そして2015年9月、復帰戦を1R KOで勝利すると、そこから破竹の9連続KO勝利でRIZIN出場を決めることとなりました。
RIZIN参戦
これまで海外で試合をしてきたムサエフですが、2018年大晦日に行われたRIZIN.14でRIZINデビューを果たします。
ちなみにこの大会は那須川天心vsメイウェザーがメインとなった大会ですね。
RIZIN1戦目 vs大尊伸光
後のRIZINライト級GPを制覇するムサエフの記念すべきRIZIN初戦。
相手はRIZIN初参戦の大尊伸光となりました。
当時はムサエフも知名度ゼロであり、海外のMMAマニアから未知強と呼ばれていたそうです。
1Rはお互いにハードパンチャーということもあり、かなり静かな立ち上がり。
中盤から後半にかけて何度かパンチの交錯があるも、お互いにダメージはなくラウンド終盤にムサエフがタックルを仕掛けて1Rが終了。
続く2R、開始早々にムサエフがタックルを仕掛けると、そのままパウンドでKO勝利。
戦績を見ると打撃でのKOが多いことからスタンドでの打撃の印象がありますが、グラウンドでのパウンドもかなり強いですね。
RIZIN2戦目 vsダロン・クルックシャンク
続くムサエフのRIZIN2戦目の相手はダロン・クルックシャンク。
10連続KO勝利中で攻撃力が注目されていたムサエフですが、この試合では3-0の判定勝利に落ち着きました。
ムサエフの攻撃が甘かったという印象はなく、単純にダロンが強かったという印象。
RIZIN初戦に比べ、打撃のパターンが多くみられたことと、やはり打撃オンリーではなく強力なタックルを持っていることがムサエフの強みですね。
RIZIN3戦目 vsダミアン・ブラウン
続くRIZIN3戦目はライト級GP1回戦でダミアン・ブラウンとの対戦。
ライト級GPの組み合わせは以下の通り。
序盤からムサエフのローブローが入ってしまうなどトラブルはありましたが、強力なミドルを生かして試合を優位に進めるムサエフ。
ミドルをガードしたダミアン・ブラウンの右手が赤く腫れあがるなど、かなり攻撃を聞かせている印象。
前に出続けてくるダミアン・ブラウンを相手にハイキックを効かせると、そのままパンチをまとめて1R KO勝利を決めました。
RIZIN4戦目 vsジョニー・ケース
RIZIN4戦目ではライト級GP準決勝でジョニー・ケースとの対戦が決定。
ジョニー・ケースはUFC4連勝の経験もあり、このトーナメントの優勝候補とされていました。
1R、両者珍しく静かな立ち上がりを見せると、クリーンヒットがなく時間が経過します。
しかし、1Rが残り半分になろうというところでムサエフの右フックがヒット。
コーナーまで吹き飛ばされたケースにテイクダウンを奪い返されるなどヒヤヒヤする場面もありますが、ムサエフはあっさりと立ち上がりパウンドでKO勝利を収めます。
RIZIN5戦目 vsパトリッキー・フレイレ
続いてRIZIN5戦目ではライト級GP決勝戦でパトリッキー・フレイレと対戦。
この試合は
・同日の準決勝で両者の拳の骨が折れていた
という深刻な事態を抱えつつも
・ファンが選ぶRIZINベストバウトで1位を獲得
しており、判定決着ながら物凄い盛り上がりとなりました。
1R、序盤は基本的にピットブルがリング中央を取っており、ムサエフの打撃は空を切っている印象。
逆にピットブルの攻撃は何度かヒットしており、ジャブで顎が上がってしまう場面やローキックをカットできていない場面が見られました。
ラウンド中盤になるとムサエフの打撃も当たりだし、お互いフルスイングの殴り合いなど派手な場面が見られました。
終盤にはムサエフが組み負けてグラウンドで上を取られるも、最後は盛り返してムサエフが上に。
パウンドを数発撃ったところでラウンドが終了し、勝負は2Rに持ち越されます。
続く2R、またしてもスタートはピットブルが中央を取る展開。
ピットブルのミドルをキャッチしたムサエフがそのままバックを取るなど良い場面が見られますが、相手も実力者とありなかなか決められません。
途中、リング外にピットブルが落下したことで一度試合が中断しますが、問題なく続行。
2Rの終盤ではムサエフがパウンドで相手の体力を削り、リングの中央を位置取るなど優位な場面を見せました。
最後の3R、ムサエフが打撃を効かせ、あわやKOという場面までピットブルを追い詰めるもうまく凌がれてしまいKOならず。
しかし、終始攻撃を効かせ続けたムサエフが有利のまま試合が終了し、判定3-0でムサエフが勝利を収めました。
トーナメントの最終的な結果はこちら。
この勝利でライト級GPの王者となったムサエフ。
まだまだ正式なチャンピオンではないので、いつかRIZINのベルトを巻く日が楽しみですね。
ムサエフにUFCから勧誘もRIZIN残留を選んだ??
ライト級GPで優勝したムサエフですが、GPの終了直後にUFCからオファーがあったとの情報が。
RIZINライト級GPを制したムサエフにUFCからオファーがあったとか。おそらく契約するはずですが、どこまでやれるか楽しみ https://t.co/fTxgBDiY4S
— ジャン斉藤 (@majan_saitou) 2020年1月7日
遂にムサエフもUFCか....と思われましたが、RIZIN.21のマイクパフォーマンスではRIZIN残留を思わせるコメントをしました。
ムサエフがリングに登壇!
— 侍MMA-レンノカ1231 (@Rennoka) 2020年2月22日
ドキドキ…ついにか…😭
ムサエフ「ありがとうRIZIN、そしてファンのみんな、ありがとう。RIZIN、ナンバーワン!」
そうか、元気でね😭……ヘッ🤯
RIZINナンバーワン?
これは!RIZIN残留の模様😆😂
しかしその後、噂は2転3転。
ライト級GPの優勝賞金未払い問題などもあり、やはりUFCに移籍するのかと思われたムサエフ。
今回こそはとムサエフUFC行きのムードが出来上がっていましたが、最終的にはRIZIN残留を決めました。
ムサエフからビデオメッセージ。「これからもRIZINで戦うことになった」
— ジャン斉藤 (@majan_saitou) 2020年7月9日
ライト級GP優勝でアゼルバイジャンで国民的英雄に!
RIZINライト級GPで優勝したムサエフ。
試合を終えアゼルバイジャンに帰国すると、金メダリスト並みの祝福を受けることとなります。
ムサエフ、自国アゼルバイジャンで凄いことになってる!!!🇦🇿#RIZIN#tofiqmusayev pic.twitter.com/88CsWXyBzD
— Z (@mmajpn) 2020年1月2日
日本ではRIZINで活躍してもここまでの祝福を受けることはありませんね。
今回のまとめ
今回はRIZINライト級GP優勝のトフィック・ムサエフ選手について記事を書かせていただきました。
RIZIN参戦当初は知名度も何もなく一部のMMAマニアに認知されている程度の選手でしたが、RIZINで遂に頭角を現しましたね。
UFCからの勧誘を断りRIZIN残留を決めたムサエフには是非、RIZINライト級のタイトルマッチを行ってほしいところです。
他にもRIZINに関する記事を執筆していますので、是非こちらからご覧ください!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
アデュー(^^)/