樋口武大の戦績や経歴を超詳しくまとめてみた!朝倉未来や金太郎に勝利?現在はOUTSIDER王者で怪我に苦しむ?格闘技を始めたきっかけは?
みなさんこんばんは!かいてぃーです!
今やRIZINのエースとして、メインでの試合もこなしている朝倉未来選手。
RIZINに出場してからは6戦無敗で、一気にRIZINのエースの座に上り詰めました。
朝倉未来選手のRIZINでの活躍を見る限り、
「少なくとも日本人では誰も勝てないんじゃ.....」
と思うことがあると思います。
しかし、そんな朝倉未来選手に敗北を与えた日本のアウトサイダーがいることをご存知でしょうか。
今回は朝倉未来選手に敗北を与えた人物
樋口 武大(ひぐち たけひろ)
という選手について詳しく紹介していきたいと思います!
樋口 武大のプロフィール
本名:樋口 武大(ひぐち たけひろ)
生年月日:1988年6月12日(32歳)
出身地:東京都
身長:175cm
体重:65kg
階級:フェザー級
所属:骨法鳥合会矢野卓見道場
獲得タイトル:第2代&4代THE OUTSIDER60-65kg級王者
かつて朝倉未来がベルトを所持していたTHE OUTSIDER60-65kg級の現王者であるということが分かりました!
朝倉未来が樋口武大の持つベルトに挑戦したのが2015年となるので、王座陥落の経験がありながらも5年以上に渡ってOUTSIDERのベルトを所持していることとなります。
樋口武大の経歴を紹介!RIZIN参戦中の朝倉未来や金太郎に勝利経験がある?
自分の身を守るために格闘技を始める
樋口武大は1988年6月12日に東京都で生まれ育ちます。
中学までは格闘技と全く縁がなく、現在のイメージとは裏腹にいじめにもあっていたという樋口。
現在所属しているジム 骨法鳥合会矢野卓見道場には高校生のころから通っているという。
高校生の時から通っていたにも関わらず初めて試合に出たのが21歳であると語り、
「なぜ道場に通いだしたのか」
という記者からの質問に対して
「喧嘩が強くなりたくて」
と答えています。
また、不良ではなかった樋口が「喧嘩が強くなりたい」と答えた原因として、
「通っていた高校が不良校で、喧嘩に巻き込まれることがあるから」
と答えていることから、格闘技を始めたきっかけは護身のためということがわかりますね。
護身で始めた格闘技で、路上の伝説を倒してしまったのだから大成功です。
高校の時は最低限の練習しかしていなかった樋口ですが2009年5月、21歳の頃にTHE OUTSIDER第6戦への参戦がきまったあたりから真面目に練習に取り組むようになります。
THE OUTSIDERでの戦績
デビューから全て寝技で4連勝
デビュー戦となったTHE OUTSIDER第6戦では玉井智浩を相手に僅か99秒での一本勝ちを収め、華々しいデビューを飾ります。
続いてはTHE OUTSIDER第9戦に参戦。
デビュー戦で対戦アピールをしていた高垣勇二との対戦が叶うと、前回に続いて2R 14秒でスリーパーホールドを決め一本勝ちします。
続いてTHE OUTSIDER第12戦、13戦と連続出場。
連戦となりましたが、こちらも得意の寝技で2試合とも一本勝ちを収めます。
これでデビューから4戦4勝。
試合決定率も100%と、才能が際立っています。
OUTSIDER初敗北
続いてTHE OUTSIDER第17戦に出場した樋口は、ここで初めての敗北を味わいます。
対戦相手はブリッジをしているアイコンが特徴で、"富山の極悪ちびまる子"といった異名を持つピロシ選手。
デビューから無敗を誇った樋口でしたが1R2分54秒、ラウンド終了間際のレフェリーストップで惜しくもOUTSIDER初敗北となります。
後のRIZINファイター・金太郎と対戦
初敗北から4ヶ月後、2011年11月13日にはTHE OUTSIDER 第19戦に参戦。
当時18歳で、デビューから2戦2勝と波に乗っていた金太郎と対戦します。
相手は当時無敗で怖いものなしの金太郎ですが、樋口としては再起戦であり落とせない大切な試合となります。
現在の試合のスタイルからも分かる様に、強力な打撃が武器である金太郎に対し、寝技を得意分野とする樋口の対極的な対決となりました。
試合開始早々、金太郎の左ストレートに合わせて樋口がタックルを決めると、そのまま得意の寝技で腕十字を決めます。
すぐにレフェリーが割って入り、試合は終了。
結果としては1R 24秒で樋口の圧勝となりました。
8戦目で朝倉未来と対戦。1R勝利を収める
2012年12月、キャリア7戦目となったTHE OUTSIDER第23戦で比夏瑠を相手に得意のアンクルホールドを決め1Rで勝利を決めると、続く8戦目では遂に朝倉未来との対戦が決定。
THE OUTSIDER第28戦。対戦相手の朝倉未来はTHE OUTSIDERデビューから3連勝を飾っており、主催者である前田日明も当時から才能を認めていたほどの実力。
試合開始直後、樋口の放ったローキックが朝倉未来にキャッチされ、その状態で左フックを被弾。
倒れこみ、一見不利かと思われた樋口ですが朝倉未来のパウンドを振り切り、得意の足関節を決めて一本勝利を収めます。
この勝利でOUTSIDER戦績が8戦7勝となった樋口は、試合後のマイクで
「そろそろチャンピオンやらせてください」
と、タイトルマッチをアピール。
THE OUTSIDER王座獲得
朝倉未来に勝利し、THE OUTSIDERの同階級では既に敵なしとなっていた樋口は、60-65㎏新王者選定トーナメントに選出されます。
このトーナメントには朝倉未来含む計8名が参戦するハイレベルなトーナメントとなりました。
ちなみに組み合わせは以下の通り。
THE OUTSIDER第30戦で行われたトーナメント1回戦では松岡洋平と対戦し、1R2分57秒にV1アームロックで勝利。次回大会で行われる準決勝へと駒を進めます。
THE OUTSIDER第31戦で行われた準決勝では古田博之と対戦すると、こちらは判定3-0で勝利を収め、決勝への進出を決めます。
決勝では朝倉未来の怪我により急遽トーナメント参戦を果たし、逆のブロックを勝ち上がったDark Rikutoと対戦し判定3-0で勝利しています。
この勝利により、樋口は自身初のタイトル
THE OUTSIDER60-65㎏級王者を獲得
することとなります。
再戦で金太郎に敗北
2014年12月に行われたTHE OUTSIDER第33戦では、3年前に対戦しわずか24秒での秒殺勝利を収めた金太郎と対戦。
金太郎がプロの舞台で活躍していたため中々対戦の機会に恵まれませんでしたが、やっとのことで再戦が決定しました。
前回は1Rで勝利したにも関わらず、金太郎が先にプロの舞台で活躍したことで
「今試合をしたら金太郎のほうが強い」
との声を浴び続けてきた樋口にとっては念願の再戦となります。。
前回の対戦では金太郎が無闇に攻めてきた為、簡単にテイクダウンを取ることが出来ましたが、今回はヒットアンドアウェイを駆使し冷静に戦う金太郎。
なんとしてもテイクダウンを取りたい樋口ですが、中々距離を詰めることができない状況。
そんな最中の1R中盤、金太郎の強力な右フックを被弾しふらつく樋口。
打ち合いに出るも金太郎の強力な打撃の前に返り討ちに合い、TKO敗北を喫します。
前回両者の対戦では、金太郎の打撃をうまくかいくぐった樋口に軍配上がりましたが、今回は冷静な試合運びをした金太郎に軍配が上がりました。
再戦で朝倉未来に敗北
続いて2015年3月に行われたTHE OUTSIDER第34戦でピットブルタカシを相手に1Rで一本勝利を決め、再起に成功する樋口ですが、ここで朝倉未来との再戦が決定します。
2015年12月、THE OUTSIDER第38戦で朝倉未来と再戦。
THE OUTSIDER60-65㎏王者の樋口を相手に、同じくTHE OUTSIDER65-70㎏王者の朝倉未来が挑むという構図となります。
試合は樋口が打撃で圧倒されている展開で2分半が経過、その間に一度マウントポジションを奪われますがブレイクにより九死に一生を得ます。
ブレイクでなんとか攻撃から逃れた樋口ですが、その直後に朝倉未来のハイキックを被弾しダウン。
パウンドをやり過ごそうと粘りますが、背を向けた際にチョークを取られてしまいます。
本来であれば自分の得意分野ですが、完全に決まったチョークからは逃れることが出来ず敗北。
この瞬間に樋口はTHE OUTSIDER60-65㎏級王者から陥落します。
2017年5月にはTHE OUTSIDER第46戦に参戦すると、朝倉未来のベルト返上により空位となった60-65㎏王座を巡って関翔太と対戦。
金太郎・朝倉未来と、プロレベルの選手からの敗北が目立ちだした樋口ですが、ここは貫禄を見せつけると1Rで一本勝ちを収め、THE OUTSIDER60-65㎏級王者に返り咲きます。
その後、2018年3月に行われたTHE OUTSIDER第50戦に参戦すると、石田迅を相手に1R32秒、得意のアンクルホールドで一本勝ちし、王座を防衛します。
また、2019年7月にはTHE OUTSIDER第54戦に参戦すると、メインイベントで末永竜也と対戦。
延長戦までもつれ込む大接戦となりましたが、延長1分29秒、お馴染みとなったスリーパーホールドで勝利を収め、2度目の王座防衛に成功します。
2020年2月現在、樋口のOUTSIDER戦績はこれですべてとなりますが、簡単にまとめると以下のようになります。
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 概要 | 開催日 |
---|---|---|---|---|
- | HIROKAZE | - | 次回対戦 | - |
◎ | 末永竜也 | 延長 1:29 スリーパーホールド | THE OUTSIDER第54戦 | 2019.07.19 |
◎ | 石田迅 | 1R 0:32 アンクルホールド | THE OUTSIDER第50戦 | 2018.03.11 |
◎ | 関翔太 | 1R 1:18 チョークスリーパー | THE OUTSIDER第46戦 | 2017.05.21 |
〇 | 辻真弘 | 判定3-0 | THE OUTSIDER第43戦 | 2016.12.12 |
× | 朝倉未来 | 1R 3:17 リアネイキッドチョーク | THE OUTSIDER第38戦 | 2015.12.13 |
◎ | ピットブルタカシ | 1R 1:44 アンクルホールド | THE OUTSIDER第34戦 | 2015.03.21 |
× | 金太郎 | 1R 3:32 レフェリーストップ | THE OUTSIDER第33戦 | 2014.12.07 |
〇 | Dark rikuto | 判定3-0 | THE OUTSIDER第31戦 | 2014.06.22 |
〇 | 古田博之 | 判定3-0 | THE OUTSIDER第31戦 | 2014.06.22 |
◎ | 松岡洋平 | 1R 0:54 アームロック | THE OUTSIDER第30戦 | 2014.04.06 |
◎ | 朝倉未来 | 1R 1:06 ヒールホールド | THE OUTSIDER第28戦 | 2013.12.08 |
◎ | 比夏瑠 | 1R 1:22 ヒールホールド | THE OUTSIDER第23戦 | 2012.12.16 |
◎ | 金太郎 | 1R 0:24 腕十字固め | THE OUTSIDER第19戦 | 2011.11.13 |
× | ピロシ | 1R 2:54 TKO(レフェリーストップ) | THE OUTSIDER第17戦 | 2011.07.17 |
◎ | フェルナンド・カマル | 2R 1:06 スリーパーホールド | THE OUTSIDER第13戦 | 2010.10.11 |
◎ | 関谷勇次郎 | 1R 0:21 腕十字固め | THE OUTSIDER第12戦 | 2010.06.20 |
◎ | 高垣優二 | 2R 0:14 スリーパーホールド | THE OUTSIDER第9戦 | 2009.12.13 |
◎ | 玉井智浩 | 1R 1:39 レフェリーストップ | THE OUTSIDER第6戦 | 2009.05.05 |
また、数字で確認してみると以下のようになります。
樋口武大 | |
---|---|
試合数 | 18 |
勝利数 | 15 |
一本・KO数 | 12 |
敗北数 | 3 |
引き分け数 | 0 |
勝率 | 83% |
試合決定率 | 80% |
THE OUTSIDERでの通算戦績:18戦15勝3敗
フィニッシュ率:80%
と、THE OUTSIDER内では文句なしのトップ選手となります。
勝利内容についての内訳を確認してみるとこのようになりますが、現在までに打撃での勝利がなく、完全に寝技に特化していますね。
また、時期については未定となりますが格闘代理戦争FINAL-WARで一時期だけ皇治軍団に所属しており、朝倉未来のYoutubeにも出演したHIROKAZEとのタイトルマッチが決まっているそうです。
HIROKAZEは朝倉未来や金太郎のように打撃を得意とする選手なので、樋口がどう打撃を躱して自分の土俵に持っていくかがカギとなりそうです。
(動画の最後のほうに出演しています)
ZSTでの戦績
THE OUTSIDERで華々しい活躍見せる樋口ですが、ZSTという格闘技団体にも参戦しています。
ZSTといえば、金原正徳が有名ですね。
ZSTに参戦したのは僅か3試合で、時期的には朝倉未来と初めての対戦を行う少し前となります。
2013年2月、初参戦となったZST34では川村謙と対戦。
得意のサブミッションで1R勝利を収めています。
続いてはZST36に参戦すると、またしても得意の三角絞めで一本勝利。
2013年9月のZST37では、昔から試合を観戦しに行っていたという房野哲也と対戦し、0-3でZST初敗北となっています。
ZSTでのトータル戦績は3戦2勝1敗となり、2013年以降は出場していません。
パンクラスでの戦績
2016年はホームであるTHE OUTSIDERに一度しか出場していない樋口ですが、その時期には平行してパンクラスに出場していたようです。
また、パンクラスでの試合は1試合のみであり、
2016年6月12日のPANCRASE278に出場すると、山口亮と対戦。
1RにグラウンドでのパンチによるTKO負けを喫しています。
DEEPでの戦績
DEEPには2019年12月15日、DEEP93IMPACTに出場。
序盤こそ寝技で優位を取り、得意の三角を決めかけるなど惜しい場面も見せますが、体勢を返されパウンドを喰らい、1Rで逆転TKO負け。
また、この試合で眼下底骨折をしてしまったようで、復帰まではしばらく時間が必要だと思われます。
昨日はDEEP関係者様、応援してくれた方、対戦相手の高塩選手ありがとうございました。
— 樋口武大 (@tekehiguchi) 2019年12月16日
結果出せなくて悔しいです。
眼下底骨折をしてしまい手術です。
必ずまた復帰して頑張るんでまた応援よろしくお願い致します pic.twitter.com/sYvNz327Ed
今回のまとめ
今回は過去に朝倉未来選手や金太郎選手などの強豪から勝利を収めている、樋口武大選手について取り上げてみました!
樋口選手について簡単にまとめると以下のようになります!
・THE OUTSIDER 60-65kg級の現王者
・朝倉未来に1Rで勝利経験あり
・金太郎に1Rで勝利経験あり
・現在は怪我のため、治療中
有名団体への参戦はまだまだ少ない樋口武大選手ですが、寝技のレベルはプロの中でもかなり上位にランクインすると思われます。
怪我から復帰した後にはTHE OUTSIDERの防衛戦も決定しているので、復帰が待ち遠しいですね。
他にも色々と記事を書いていますので、こちらから是非ご覧ください。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
アデュー!(^_-)-☆